マネーフォワード クラウド会計(FAQ)

Q. 残高試算表上で「売上高」や「仕入高」の残高がマイナスになっています。なぜでしょうか?

残高試算表上で「売上高」「仕入高」の残高がマイナスになっている場合は、下記の2つの原因が考えられます。

原因に応じて、各手順をお試しください。

原因

登録した仕訳の内容に誤りがある。
「売上値引・返品」や「仕入値引・返品」の名称を変更し、通常の売上、仕入科目として仕訳登録をしている可能性がある。

登録した仕訳の内容に誤りがある。

登録済の仕訳に誤りがある可能性がございます。
下記の手順で仕訳の内容のご確認をお願いいたします。

対処法

[例]売上高の残高がマイナスになっている。

  1. 残高試算表から現在マイナスになっている科目(売上高)をクリックする。

  2. 表示された画面で、現在マイナスになっている科目(売上高)を利用している仕訳に誤りがないかを確認する。

    なお、売上高の仕訳は現金の売上が10,000円あった場合、下記のように貸方金額に金額を入力し計上をするのが一般的です。

  3. 上記を踏まえ、「売上高」がマイナスになる場合を見てみましょう。
    値引の取引以外で借方金額に金額が入っている場合、仕訳に誤りがある可能性がございます。

    • 相手方勘定科目に「売上高」と表示され「借方金額」と「貸方金額」に金額が入力されているため、借方貸方両方に「売上高」を指定している
    • 「借方金額」に金額が入力されているため、借方に「売上高」を指定している
  4. 仕訳を修正したい場合は、「詳細」ボタンより修正します。
  5. 修正を行い、「保存」ボタンを押してください。
  6. 「売上値引・返品」や「仕入値引・返品」の名称を変更し、通常の売上、仕入科目として仕訳登録をしている

    仕訳の登録内容に誤りがないにも関わらず、売上高や仕入高の残高がマイナスになってしまう場合は下記をご確認ください。

    前提

    なぜマイナスで表示されるのか

    初期設定時の名称である「売上値引・返品」や「仕入値引・返品」の科目名を変更し、通常の売上高や仕入高の科目として利用している可能性があります。
    「売上値引・返品」と「仕入値引・返品」は、マイナスで計上される特別な設定がされているため、通常の売上高や仕入高の科目に名称を変更されたとしてもプラスで計上されません。

    [例]「売上値引・返品」の名称を「商品売上高」に変更した勘定科目の利用した仕訳で下記の仕訳を作成。

    残高試算表で「貸方残高」しかないのに、「期末残高」がマイナスになっている。

    なお、「売上値引・返品」や「仕入値引・返品」は、初期設定の勘定科目です。
    名称を変更すると、勘定科目の設定で下記のように「!」マークがついているので変更していないか確認してください。

    対処法

    [例]「売上値引・返品」の名称を「商品売上高」に変更してしまった場合の修正手順

    1.勘定科目の設定で、現在マイナスになっている科目(商品売上高)を「売上値引・返品」に変更をする。
    ※「決算書科目」名称や税区分も変更されていれば、適宜変更をお願いします。

    2.画面下部の「+勘定科目追加」ボタンより「決算書科目:売上高(もしくは「売上(収入)金額」)」内に現在マイナスになっている科目(商品売上高)の名称で勘定科目を作成する。

    3.登録済の仕訳を新しく作成をした勘定科目に変更する。
    仕訳が多数ある場合は、下記の「一括編集」機能をご利用ください。

    「一括編集」機能で、変更前の科目に「売上値引・返品」を指定し、変更後の科目に現在マイナスになっている科目(商品売上高)の名称を指定し、登録済の仕訳をまとめて修正をします。

    期末残高がマイナスではなくなりました。

    「一括編集」機能の詳細については以下のガイドもご参照ください。

    「一括編集」機能の使い方

    更新日:2024年01月22日

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