「フレックスタイム制」を利用した設定の具体例は、以下をご確認ください。
フレックスタイム制の設定方法や各項目については、以下のガイドをご参照ください。
フレックスタイム制の設定方法
【「残業」に「法定外」を含めて集計】と表示されている場合は、以下のガイドをご参照ください。
フレックスタイム制の設定例を教えてください。(「残業」に「法定外」を含めて集計)
一般的な設定例(清算期間1ヶ月)
【設定条件】
①清算期間 : 1ヶ月
②総労働時間の計算方法 : 1日の標準労働時間 × 清算期間の所定労働日数
③法定労働時間の総枠の計算方法 : 原則通り(清算期間の暦日数 ÷ 7 × 法定労働時間)
④労働時間の不足分の取扱い : 清算期間終了時に清算
⑤フレックス勤務に含める範囲 : 平日のみ
⑥1日の標準労働時間 : 7時間
⑦フレキシブルタイム : 開始 06:00 / 終了 19:00
⑧コアタイム : 開始 10:00 / 終了 15:00
フレックスタイム制の設定
- 「フレックス制の清算期間」、「フレックス制の適用範囲」を条件にあわせて設定します。
①清算期間を「1ヶ月」とします。
②総労働時間を「1日の標準労働時間 × 清算期間の所定労働日数」の式で計算します。
③法定労働時間の総枠を「清算期間の暦日数 ÷ 7 × 法定労働時間」の式で計算します。
④労働時間の不足分を次の清算期間に繰り越しません。
⑤フレックス勤務の対象は「平日のみ」とします。 - 「勤務時間及び休憩時間」を条件にあわせて設定します。
⑥フレックス勤務1日の標準労働時間を7時間として、「追加」をクリックします。
「勤務パターンを追加」画面で以下のように設定します。
⑦フレキシブルタイム:06:00~19:00
⑧コアタイム:10:00~15:00
設定後、「保存」をクリックします。 - 作成した勤務パターンを「勤務スケジュール」欄で各曜日に割り当てます。
その他の項目を設定してから画面最下部の「保存」をクリックし、就業ルールを保存します。
従業員への適用
作成した就業ルールを従業員に適用します。
全権管理者メニュー>従業員>「編集」をクリックします。
「就業ルール」欄で作成したフレックスタイムを選択して「保存」をクリックします。
勤怠集計への反映
日次の集計について
①「所定労働時間の総枠」を超えるまで「所定外」に集計されません。
②「清算期間における総労働時間」を超えるまで「法定外」に集計されません。
③コアタイムの開始時間(10:00)より遅く出勤すると「遅刻」に集計されます。
④コアタイムの終了時間(14:00)より早く退勤すると「早退」に集計されます。
月次の集計について
表示項目 | 内容 |
---|---|
①総労働時間 | フレックス勤務に含まれる実労働時間の合計時間です。 |
②所定労働時間の総枠 | 清算期間の所定内労働時間の上限値です。上限値を超えた労働時間は「所定外」に集計されます。 ※「総労働時間の計算方法」で設定した式で計算されます。 |
③清算期間における総労働時間 | 清算期間の法定内労働時間の上限値です。上限値を超えた労働時間は「法定外」に集計されます。 ※「法定労働時間の総枠の計算方法」で設定した式で計算されます。 |
清算期間が2ヶ月の設定例
【設定条件】
①清算期間 : 2ヶ月
②~⑧ 「一般的な設定例(清算期間1ヶ月)」と同じ設定にします。
フレックスタイム制の設定
「フレックス制の清算期間」を条件にあわせて設定します。
①清算期間を「2ヶ月」とします。
②清算期間のカウントを始める月を設定します。
例:「1月」と設定すると、清算期間は[1-2月]、[3-4月]、[5-6月]…となります。
その他の項目を設定してから画面最下部の「保存」をクリックし、就業ルールを保存します。
勤怠集計への反映
・日次の集計について
「一般的な設定例(清算期間1ヶ月)」と同様です。
表示項目 | 内容 |
---|---|
①総労働時間 | 清算期間(2ヶ月)のフレックス勤務に含まれる実労働時間の合計時間です。 |
②所定労働時間の総枠 | 清算期間(2ヶ月)の所定内労働時間の上限値です。上限値を超えた労働時間は「所定外」に集計されます。 ※「総労働時間の計算方法」で設定した式で計算されます。 |
③清算期間における総労働時間 | 清算期間(2ヶ月)の法定内労働時間の上限値です。上限値を超えた労働時間は「法定外」に集計されます。 ※「法定労働時間の総枠の計算方法」で設定した式で計算されます。 |
④月間の労働時間数(週平均50時間) | 清算期間を複数月とした場合の1ヶ月あたり法定内労働時間の上限です。 清算期間全体(2ヶ月)で③の労働時間に達しない場合も、1ヶ月内の労働時間がこちらを超過すると「法定外」に集計されます。 |
不足時間を繰り越す設定例
【設定条件】
④労働時間の不足分の取扱い : 翌清算期間に繰り越し
①~③、⑤~⑧「一般的な設定例(清算期間1ヶ月)」と同じ設定にします。
フレックスタイム制の設定
- 労働時間の不足分の取扱いを「翌清算期間に繰り越し」とします。
- 繰り越しの種類については、こちらの【総労働時間の不足時間の取り扱い】を参照ください。
※「労働時間の不足分」を翌清算期間へ繰り越すには、勤怠を締める必要があります。
勤怠集計への反映
・日次の集計について
「一般的な設定例(清算期間1ヶ月)」と同様です。
表示項目 | 内容 |
---|---|
①総労働時間 | 清算期間のフレックス勤務に含まれる実労働時間の合計時間です。 |
②所定労働時間の総枠 | 清算期間の所定内労働時間の上限値です。①がこちらに達しない場合は「労働時間の不足分」として繰り越し対象になります。 |
③控除繰越限度時間 | 「労働時間の不足分の取扱い」で「指定した繰り越し限度時間まで繰り越し」を選択すると表示されます。 ※本設定では表示されません。 |
④控除繰越時間 | 清算期間終了時点の「労働時間の不足分」を表示します。こちらはすべて「翌清算期間」の「所定労働時間の総枠」に合算されます。 |
⑤控除繰越限度超過時間 | 控除繰越限度時間を超過した分の時間を表示します。 |
マネーフォワード クラウド給与へ連携したときの注意点
⑤控除繰越限度超過時間は、清算月のみマネーフォワード クラウド給与へ連携され、清算月以外は「0時間」となります。
マネーフォワード クラウド給与へ連携できる項目については、こちらのガイドをご参照ください。
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。
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