マネーフォワード クラウド勤怠(FAQ)

Q. 「申請を承認できる従業員が見つかりません。管理者に連絡してください」というエラーの原因と対処方法を教えてください。

ワークフローを申請すると、「申請を承認できる従業員が存在しません。管理者に連絡してください」というエラーメッセージが表示される場合があります。

エラーの原因は2つ考えられます。
詳細については以下をご確認ください。

「ワークフロー経路内の最上位の役職者」による申請の場合

エラーの要因

「ワークフロー経路」の「承認者の指定」で「役職を指定する」を選択している場合、以下の承認では自動承認が行われます。

  • 申請者と同じ階層の承認
  • 申請者より下の階層の承認

そのため、すべてのステップで「役職を指定する」を選択しているワークフロー経路では、「ワークフロー経路内の最上位の役職者」が申請を行うと、全ステップで自動承認が行われます。
この場合、承認操作を行える従業員が存在しない状況となり、該当のエラーが発生します。

「承認者の指定」で「従業員を指定する」または「全権管理者が承認する」を選択している場合、自動承認は行われません。

具体例

「役職階層」と「ワークフロー経路」を以下のように設定している場合を例にご説明します。

役職階層

ワークフロー経路

ワークフロー経路内で最上位の役職は、「ステップ2」の「部長」となります。

「スタッフ」の申請

  • ステップ1:「リーダー」が受信・承認する。
  • ステップ2:「部長」が受信・承認することで完了する。

「リーダー」の申請

  • ステップ1:自動承認が行われる
  • ステップ2:「部長」が受信・承認することで完了する。

「部長」の申請

すべてのステップで自動承認が行われ、承認操作を行える従業員が存在しない状況となるため、エラーが発生します。

対処方法

該当のエラーは、対象の従業員に他のワークフロー経路を適用することで解消できます。
以下の手順は、「部長」の承認を「部長自身が行う」場合を例にご説明します。

  1. ワークフロー経路一覧」画面で「+追加」をクリックします。
  2. 「ワークフロー経路を作成」画面で「ワークフロー経路名」を設定し、「保存」をクリックします。
  3. 「承認者の指定」で「従業員を指定する」を選択し、「部長」である従業員を指定して「保存」をクリックします。
  4. 従業員一覧」画面で該当従業員の「編集」をクリックします。
  5. 「使用するワークフロー経路」にて、手順3で作成したワークフロー経路を選択し、「保存」をクリックします。

ワークフロー経路の設定方法については、以下のガイドをご参照ください。
ワークフロー経路の設定方法

従業員の役職が未設定の場合

エラーの要因

「ワークフロー経路」において、全ステップの「承認者の指定」で「役職を指定する」を選択している場合、ワークフロー申請を行う従業員に役職を設定する必要があります。
役職が未設定の場合、どの階層に位置する従業員なのかをシステムが判別できないため、該当のエラーが発生します。

対処方法

該当のエラーは、対象の従業員に「役職」を適用することで解消できます。

  1. 従業員一覧」画面で該当従業員の「編集」をクリックします。
  2. 従業員情報の編集画面で「役職」を選択し、「保存」をクリックします。
  3. 「従業員一覧」画面で「役職」が登録されていることを確認します。
更新日:2023年07月11日

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