マネーフォワード クラウド勤怠使い方ガイド

基本勤務制の設定方法

概要

このガイドでは、「基本勤務制」の設定方法についてご説明します。

「基本勤務制」は、勤務する曜日や時間が固定されている働き方におすすめの設定です。
どの就業ルールを設定すべきか迷った場合は、「基本勤務制」をご利用ください。

対象ページ

就業ルール>基本勤務制

対象のお客さま

マネーフォワード クラウド勤怠をご利用中のお客さま

目次

就業ルールの作成

  1. 「全権管理者メニュー」にカーソルをあわせ、「勤怠ルール」を選択します。
  2. 左メニューの「就業ルール」をクリックし、「基本勤務制」タブを選択します。
  3. 初期値で用意されている「基本勤務制」の「編集」を選択するか、「追加」をクリックして新しい就業ルールを作成します。

就業ルール名

「就業ルール名」では、就業ルールの名称を設定します。
「正社員」「アルバイト」など、区別しやすい名称を設定してください。

締め日 / 起算日設定

「締め日 / 起算日設定」では、締め日や起算日などを設定します。

番号項目名項目の説明
日付変更時間日付変更時間を設定できます。
【例】日付変更時間を「5時0分」に設定した場合

  • 4月2日4時出勤:「前日」の打刻となり、「日次勤怠」画面の4月1日の行へ反映する。
  • 4月2日5時出勤:「当日」の打刻となり、「日次勤怠」画面の4月2日の行へ反映する。
勤怠締め日勤怠の締め日を設定できます。
一週間の起算曜日1週間の起算曜日を設定できます。
設定した内容は、以下の算定に用いられます。

一年の起算日1年の起算日を設定できます。
設定した内容は、「法定休日の指定方法」で「4週4休」を選択した場合の算定に用いられます。
残業上限管理の1年の起算日1年の残業時間を集計する際の起算日を設定できます。
設定した内容は、「残業上限管理」の算定に用いられます。

勤務パターン

「勤務時間及び休憩時間」の「勤務パターン」では、時間が決まっている契約時間のパターンを設定します。
「勤務パターン」の「追加」をクリックし、「勤務パターンを追加」画面で設定してください。

「勤務パターン」は、曜日ごとに作成することも可能です。

基本情報設定

「基本情報設定」では、勤務パターンの名称や勤務の開始・終了・休憩時間などを設定できます。

項目名項目の説明
勤務パターン名勤務パターンの名称を設定できます。
「早番」「深夜シフト」など、区別しやすい名称を設定してください。
打刻みなし時間の種類「打刻みなし時間の種類」とは、勤怠打刻をしない場合でも「予定時間通り出退勤した」とみなすことができる設定です。
「直行(出勤打刻みなし)」「直帰(退勤打刻みなし)」「直行・直帰(出勤・退勤打刻みなし)」の3種類があります。
 
【例】「直行(出勤打刻みなし)」の勤務パターンを設定している場合
出勤打刻を行わなくても「出勤予定時間に打刻をした」とみなされ、労働時間が集計される。
「日次勤怠」画面には「直」と打刻時間が表示される。

契約時間勤務の「開始」と「終了」の時間を設定できます。
「契約時間」で設定した時間内の労働時間は、勤怠項目の「所定」に集計されます。
集計方法の詳細についてはこちらをご確認ください。

休憩時間自動適用設定

「休憩時間自動適用設定」では、「勤務パターン」を適用した日に自動で休憩を付与するか否かを設定できます。
「休憩時間を自動適用する」にチェックを入れると、時間を指定した付与するか、労働時間に応じて付与するかを選択して設定することが可能です。

「時間帯区分指定」で「指定する」を選択した場合

「時間帯区分指定」で「指定する」を選択すると、時間帯を指定して休憩を付与できます。
休憩時間があらかじめ決まっている勤務パターンを設定する場合に選択してください。

  • 上記の例では、①と②を合算した「1時間15分」が休憩時間として付与されます。
  • 半休を取得した場合、休憩時間は付与されません。

「時間帯区分指定」で「指定しない」を選択した場合

「時間帯区分指定」で「指定しない」を選択すると、労働時間に応じて休憩時間を付与できます。
「所定休憩とする」または「深夜所定休憩とする」を選択し、【労働時間「mm:ss」超えたなら「mm:ss」休憩】を設定してください。

  • 上記の例では、労働時間が6時間を超えると45分、労働時間が8時間を超えると1時間の休憩が付与されます。
  • 労働時間は「超えたなら」で設定するため、指定した時間を含みません。労働時間8時間で休憩1時間を付与するためには、【労働時間「07:59」超えなら「1:00」休憩】と設定してください。

設定例の詳細は以下のガイドをご参照ください。
休憩時間自動適用の設定方法を教えてください。

半休の取り扱い

「半休の取り扱い」では、午前休や午後休を取得した際の「休暇みなし時間」を設定します。
※「休暇みなし時間」とは、午前休や午後休を何時間分の労働時間としてカウントするかの設定です。

項目名項目の説明
午前休を取得した場合
  • 契約開始時間:午後の勤務が始まる時間を設定できます。
  • 休暇みなし時間:午前休を何時間分の労働時間としてカウントするかを設定できます。
午後休を取得した場合
  • 契約終了時間:午前の勤務が終わる時間を設定できます。
  • 休暇みなし時間:午後休を何時間分の労働時間としてカウントするかを設定できます。
「休憩時間自動適用設定」の「時間帯区分指定」で「指定する」を選択している場合、一般的には「契約開始時間」に休憩の終了時間を設定します。

勤務時間及び休憩時間

「勤務時間及び休憩時間」では、「勤務パターン」以外の労働時間や休憩時間についても設定できます。

労働時間を【所定】として集計する範囲

「労働時間を【所定】として集計する範囲」では、労働時間を「所定」として集計する方法を設定できます。
事業所の就業規則にあわせて、集計しやすい方法を選択してください。

項目名項目の説明
勤務パターンの契約時間の開始~終了の範囲のみその日に適用されている勤務パターンの「契約時間の開始~終了」の範囲内の勤務のみを「所定」として集計します。
【例】契約時間を「10:00~15:00」と設定した場合
「9:00~14:00」の勤務は「所定4時間/所定外1時間/早退1時間」として集計される。
勤務パターンの契約時間の開始~終了までの時間数分を上限とするその日に適用されている勤務パターンの「契約時間の開始~終了」の「時間数分」を「所定」として集計します。
 
【例】【例】契約時間を「10:00~15:00」と設定した場合
労働時間は「5時間」まで「所定」へ集計されるため、「9:00~14:00」の勤務は「所定5時間/早退1時間」として集計される。

設定例の詳細については、以下のガイドをご参照ください。
「所定」の集計方法を選択できるようになりました

法定休日の指定方法

「法定休日の指定方法」では、休日のうち「法定休日」を指定する方法を設定できます。

項目名項目の説明
所定休日と法定休日を指定「勤怠区分」で「法定休日」「所定休日」を選択できます。
指定せず1週1休にする「勤怠区分」の「休日」を選択した日が「法定休日」となります。
1週間のうちに休日が複数ある場合は「一週間の起算曜日」から数えて先に来る休日が「法定休日」となります。
指定せず4週4休にする「勤怠区分」の「休日」を選択した日が「法定休日」となります。
4週間のうちに休日が複数ある場合は「一年の起算日」から4週間ずつに区切り、区切りの中で最初に来る4日分の「休日」が「法定休日」となります。

法定休日を指定する方法の詳細は、以下のガイドをご参照ください。
法定休日の指定方法

勤務スケジュール

「勤務スケジュール」では、曜日ごとに「勤怠区分」と「勤務パターン」を設定できます。
「勤務スケジュール」の曜日に適用した「勤務パターン」は、「日次勤怠」画面の曜日に反映します。

休憩打刻

「休憩打刻」では、「ホーム」画面や「日次勤怠」画面で休憩打刻をできるようにするか否かを設定できます。

休暇・休日

「休暇・休日」では、就業ルールで使用する「有給休暇」「代休」などを設定します。
休暇の設定が完了していない場合は、「勤怠ルール」>「休暇ルール」画面で設定してください。

有給休暇

「有給休暇」では、有給休暇を自動付与するか否かなどを設定できます。

項目名項目の説明
自動付与有給休暇を自動付与するか否かを設定できます。
使用する有給休暇パターン名称有給休暇」で作成したパターンを選択します。
週の契約労働日数「正社員は週5日」「契約社員は週3日」など、就業規則や労働契約で決められた1週間の労働日数を設定できます。

  • 指定する:1週間の契約労働日数を1~5日から選択する。
  • 勤務実績から自動判別する:勤務実績から契約労働日数を算出し、その日数に基づいて有給休暇等を付与する。
時間単位休暇の場合の1日分が何時間に相当するか有給休暇の時間単位取得を許可した場合、有給休暇1日が何時間にあたるかを設定できます。

その他休日/休暇

その他休日/休暇」」では、「休暇ルール」>「その他休日/休暇」画面で作成した休日・休暇のうち、有効にするものにチェックを入れます。

祝日

「祝日」では、「休暇ルール」>「祝日」画面で作成した祝日を選択します。

振替休日

「振替休日」では、「休暇ルール」>「振替休日」画面で作成した振替休日を選択します。

代休

「代休」の自動付与を行うかどうかを設定します。
自動付与を選択すると、「休日出勤」したときの労働時間によって「半日の代休」もしくは「1日の代休」を自動的に付与します。

<ご注意>
初期状態では「付与しない」が選択されています。
代休の自動付与を行う場合は「付与する」を選択してください。

設定例の詳細については、以下のガイドをご参照ください。
代休を自動付与する設定と、取得する方法を教えてください。

36協定

「36協定」では、「36協定」画面で設定した上限時間のアラートを選択します。

「36協定」画面の設定方法については、以下のガイドをご参照ください。
「36協定」画面の設定方法

出退勤の丸め設定

「出退勤の丸め設定」では、従業員から申請されていない遅刻や早退に関する打刻時間の丸め設定(端数処理設定)を行います。
丸め設定は、「早出」「遅刻」「早退」「残業」について設定することが可能です。

本項では、早出に関する設定を行う場合を例に説明します。

  • 「出退勤の丸め設定」は「未申請」の出退勤について行う丸め設定です。従業員から「遅刻」や「早退」が申請され、承認された場合には反映されません。
  • 初期値では「実際の打刻時間を出勤時間とする」が選択されています。

実際の打刻時間を出勤時間とする

「実際の打刻時間を出勤時間とする」を選択すると、出退勤の丸めを行わず、実際に打刻された時間で集計します。

出勤時刻の前●分までの出勤時間を出勤予定時刻に出勤したものとみなす

「出勤時刻の前●分までの出勤時間を出勤予定時刻に出勤したものとみなす」を選択すると、出勤時刻の「●分」前までの出勤時間を出勤予定時刻に出勤したものとみなして集計します。

  • 「出勤予定時刻」は、「勤務パターン」で設定した「契約時間」の開始時間です。
  • 丸めの条件とする分数は、5分刻みで最大720分まで設定できます。

具体例

「出勤予定時刻」が「9:00」の勤務パターンにおいて、「出勤時刻の前●分までの出勤時間を出勤予定時刻に出勤したものとみなす」を選択して「前20分」と設定した場合は、以下のように丸めが行われます。

  • 「8:40」に打刻した場合:「20分」の範囲に収まるため、「9:00」に打刻されたものとみなされる。
  • 「8:39」に打刻した場合:「20分」の範囲を超えるため、丸め処理されず「8:39」の打刻となる。

時間に関わらず出勤予定時刻に出勤したものとみなす

「時間に関わらず出勤予定時刻に出勤したものとみなす」を選択すると、打刻された時間に関わらず、出勤予定時刻に出勤したものとみなして集計します。

具体例

「出勤予定時刻」が「9:00」の勤務パターンにおいて、「時間に関わらず出勤予定時刻に出勤したものとみなす」を選択した場合は、「9:00」よりも前に行った打刻がすべて「9:00」に丸められます。
そのため、「8:00」に打刻しても「9:00」に打刻されたものとみなされます。

全般的な打刻の丸め設定については、「打刻丸め」画面で設定する必要があります。
設定方法の詳細については、以下のガイドをご参照ください。
打刻丸めの設定方法
更新日:2024年03月21日

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