概要
このガイドでは、年末調整の再調整(以下「再年調」)についてご案内します。
「再年調」とは、年末調整の確定後に従業員情報や給与計算の内容に変動があった場合に、修正後の差額分を別の月の過不足税額として処理する機能です。
目次の事例を参考に、操作方法をご確認ください。
目次
従業員の控除内容に変更があった場合
【事例】
年末調整を確定後、従業員の扶養親族の登録漏れが判明した
年末調整を確定後、従業員の扶養親族の登録漏れが判明した
【変更点】
扶養親族(20歳/同居/所得の見積額 0円)を1名追加
【現在の確定状況と修正結果】
・給与計算は12月まで確定
・修正前の過不足税額は12月支給分に反映済 / 12,010円 徴収
・修正後の過不足税額は1月支給分に反映 / 20,190円 還付
⇒ 再年調の結果、差引過不足税額として 32,200円 の還付が発生します。
操作方法
- 「年末調整」>「年調確定」から、「年末調整の確定解除」をクリックします。
- 「確認済」ステータスで、対象従業員について「操作」>「確認中にする」をクリックします。
- 「確認中」ステータスで「従業員氏名」をクリックして、「本年申告内容」タブから「扶養親族」を追加します。
- 「年末調整計算結果」タブから、計算結果を確認します。
①「反映済み過不足税額」には、12月の給与計算に反映された金額が表示されます。
②「反映予定過不足税額」には、修正後の計算で算出された差額の金額が表示されます。
- 従業員を「確認済」ステータスに移動し、「年調確定」>「過不足税額の精算月度を設定」をクリックします。
- 対象従業員の「精算月度」を「2021年01月」として、「変更する」をクリックします。
- 「年末調整の確定」から、変更した内容で年末調整を確定します。
- 「給与計算」から、2021年1月の「年調過不足税額」に差額分(還付)が反映されたことを確認します。
「年調過不足税額」のマイナス表示は還付金、プラス表示は徴収金を表します。
「年調過不足税額」のマイナス表示は還付金、プラス表示は徴収金を表します。
確定した「給与計算」に変更があった場合
【具体例】
年末調整を確定後、2020年11月の給与計算で残業手当の登録漏れが判明した
年末調整を確定後、2020年11月の給与計算で残業手当の登録漏れが判明した
【変更点】
2020年11月支給分の給与計算の確定を取り消し、「残業手当20万円」を追加
【確定状況と修正内容】
・給与計算は12月まで確定
・修正前の過不足税額は12月支給分に反映済 / 6,780円 徴収
・修正後の過不足税額は1月支給分に反映 / 7,370円 還付
⇒ 再年調の結果、差引過不足税額として 14,150円 の還付が発生します。
操作方法
- 「給与計算」から、2020年11月の支給分に「残業手当20万円」を追加して確定します。
なお、「給与計算」の確定取り消しは従業員ごとに行うことができないため、注意してください。
【給与計算の取り消しについて】
確定済みの給与計算を取り消す際にはいくつかの注意事項があります。
操作を行う前に必ず以下のFAQをご確認の上、操作を行ってください。
確定済みの給与計算を取り消す際の注意事項を教えてください。 - 「年末調整」>「年調確定」から、「年末調整の確定解除」をクリックします。
- 「確認済」ステータスで、対象従業員について「操作」>「確認中にする」をクリックします。
- 「確認中」ステータスで、「給与情報の再計算と年末調整候補従業員の取り込み」をクリックします。
- 取り込み後、「従業員氏名」>「年末調整計算結果」タブから、計算結果を確認します。
①「反映済み過不足税額」には、12月の給与計算に反映された金額が表示されます。
②「反映予定過不足税額」には、修正後の計算で算出された差額の金額が表示されます。
- 従業員を「確認済」ステータスに移動し、「年調確定」>「過不足税額の精算月度を設定」をクリックします。
- 対象従業員の「精算月度」を「2021年01月」として、「変更する」をクリックします。
- 「年末調整の確定」から、変更した内容で年末調整を確定します。
- 「給与計算」から、2021年1月の「年調過不足税額」に差額分(還付)が反映されたことを確認します。
「年調過不足税額」のマイナス表示は還付金、プラス表示は徴収金を表します。
このページで、お客様の疑問は解決しましたか?
評価をご入力いただき、ご協力ありがとうございました。
頂いた内容は、当サイトのコンテンツの内容改善のためにのみ使用いたします。

よく見られているガイド
- 従業員のログイン方法ログイン
- 給与計算を確定して給与明細を印刷する方法給与計算に関する手続き