「年度更新」機能について

※現在、2024年度の年度更新には対応しておりません。
今年度に対応した機能リリースまで、手続きは作成しないようお願いします。

概要

このガイドでは、「年度更新」の対象となる従業員の人数や条件について説明します。
操作方法の詳細は、以下のガイドをご参照ください
「年度更新」画面の使い方

対象ページ

年度更新（マネーフォワード クラウド社会保険）
給与計算（マネーフォワード クラウド給与）

対象のお客さま

• マネーフォワード クラウド社会保険をご利用中のお客さま
• マネーフォワード クラウド給与を給与担当者でご利用中のお客さま

目次

• 年度更新とは
• 年度更新の操作方法
  • 「マネーフォワード クラウド給与」と連携している場合
  • 「マネーフォワード クラウド給与」と連携していない場合
• 従業員の人数・金額が反映されない場合の対応方法

年度更新とは

事業主は毎年、新年度の概算保険料を納付するための申告・納付と、前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付を行う必要があります。
この手続きを「年度更新」といいます。

納付する労働保険料は保険年度（毎年4月1日から翌年3月31日まで）を単位とし、全労働者の賃金に事業の種類ごとに定められた保険料率を乗じて算定します。

また、年度更新の手続きは、毎年6月1日から7月10日までの間に行う必要があります。
令和5年分の申請は6月1日から7月10日までの期間に行ってください。

参考：令和５年度事業主の皆様へ（継続事業用）労働保険年度更新申告書の書き方｜厚生労働省

年度更新の操作方法

「マネーフォワード クラウド給与」との連携状況によって操作の手順が異なります。
それぞれの手順をご確認ください。

「マネーフォワード クラウド給与」と連携している場合

1. 年度更新を行うためには、対象の保険年度について給与計算を確定する必要があります。
   保険年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間について締め日を基準に判定します。
    
   「マネーフォワード クラウド給与」の「給与計算」画面で、対象となる月の給与計算を確定してください。
   
2. 「会社手続き」の「年度更新」をクリックします。
   
3. 「年度更新手続き一覧」画面右上の「追加」をクリックします。
   
4. 「年度更新手続きの新規追加」画面で「年度更新結果」「帳票に反映する事業所情報」「手続きする事業所」を選択し、「手続きへ」をクリックします。
   複数の事業所にチェックを入れると、「帳票に反映する事業所情報」で選択した事業所の住所や事業所整理記号で申請できます。
   
5. 手続きが追加されると、「年度更新手続きの編集」画面が表示されます。
   「基本設定」「賃金集計表」「労働保険申告書」タブを切り替えて設定してください。
   

「マネーフォワード クラウド給与」と連携していない場合

1. 「会社手続き」の「年度更新」をクリックします。
   
2. 「年度更新手続き一覧」画面右上の「追加」をクリックします。
   
3. 「年度更新手続きの新規追加」画面で「年度更新結果」と「帳票に反映する事業所情報」を選択し、「手続き」をクリックします。
   
4. 手続きが追加されると、「年度更新手続きの編集」画面が表示されます。
   「賃金集計表」タブを選択します。
   
5. 「労災保険および一般拠出金（対象者数および賃金）」と「雇用保険（対象者数及び賃金）」に必要な情報を登録します。
   

従業員の人数・金額が反映されない場合の対応方法

• 賞与を支給したが年度更新に反映されない
• 年5回以上の賞与を支給したが年度更新に反映されない
• 「賃金集計表」の内訳に表示されない従業員がいる
• 労災保険の対象者数および賃金が集計されない
• 雇用保険の対象者数および賃金が集計されない
• 労災保険の「役員で労働者扱いの人」と「臨時労働者」に集計されない
• 雇用保険の「役員で雇用保険の資格のある人」に集計されない
• メリット制の料率を設定したい

賞与を支給したが年度更新に反映されない

「賃金集計表」の初期設定では、賞与を「賞与の支給日」の属する月に集計します。
「マネーフォワード クラウド給与」の「賞与計算」画面で「メニュー」をクリックし、「賞与計算の情報を変更」を選択して「支給日」を確認してください。

【例】支給日が2023年3月31日の場合、2023年3月の賞与として集計します。

賞与の支給対象期間を基準に集計する場合は、「賃金集計表」画面の「賞与計算の集計月」で「賞与支給対象期間の最終日」を選択し、「クラウド給与から更新」をクリックしてください。

年5回以上の賞与を支給したが年度更新に反映されない

年度更新では保険年度内に最大4回まで^※の賞与を集計できます。
5回以上の賞与を支給した場合、5回目以降の賞与の金額は賃金集計表などに集計されません。
※前期（2022年4月~9月）、後期（2022年10月~2023年3月）のそれぞれで2回まで集計が可能です。

集計されなかった賞与については「賃金集計表」画面で金額の編集を行ってください。
なお、記載方法については労働局などの専門機関にご相談ください。

「賃金集計表」の内訳に表示されない従業員がいる

「賃金集計表」の内訳に従業員が表示されない場合、以下の可能性があります。

「従業員一覧」画面でクラウド給与から従業員を追加していない

賃金集計表に表示される従業員は「従業員一覧」画面に登録されている必要があります。
クラウド給与から従業員を取り込む方法はこちらをご参照ください。

従業員の所属する事業所が選択されていない

「基本設定」画面で、従業員の所属する事業所が「手続きする事業所」として選択されているかを確認してください。

労災保険の対象者数および賃金が集計されない

従業員の「契約種別」が「役員」になっている

クラウド給与で従業員の「契約種別」を「役員」として、給与計算や賞与計算を確定した可能性があります。
クラウド給与の「従業員情報」＞「一般情報」で「契約種別」を確認してください。

給与計算などを確定した後に「契約種別」を変更しても、賃金集計表には反映されません。
修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

クラウド給与で確定した給与の「労保対象合計」が1円未満になっている

クラウド給与の「支給控除一覧表」や「賃金台帳」で確認できる「労保対象合計」が、0円やマイナスの金額になっている可能性があります。
給与計算の確定後には「労保対象合計」を修正できないので、修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

雇用保険の対象者数および賃金が集計されない

従業員の「契約種別」が「役員」になっている

クラウド給与で従業員の「契約種別」を「役員」として、給与計算や賞与計算を確定した可能性があります。
「従業員情報」＞「一般情報」で「契約種別」を確認してください。

給与計算などを確定した後に「契約種別」を変更しても、賃金集計表には反映されません。
修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

雇用保険の資格を取得していない

雇用保険の「資格取得年月日」を設定していないか、または「離職等年月日」を設定している可能性があります。
「従業員一覧」画面の本人情報で、「労働保険」を確認してください。

「資格取得年月日」の設定、または「離職等年月日」の削除を行ってから「クラウド給与から更新」をクリックすることで賃金集計表に反映されます。

クラウド給与で確定した給与の「労保対象合計」が1円未満になっている

クラウド給与の「支給控除一覧表」や「賃金台帳」で確認できる「労保対象合計」が、0円やマイナスの金額になっている可能性があります。
給与計算の確定後には「労保対象合計」を修正できないので、修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

労災保険の「役員で労働者扱いの人」と「臨時労働者」に集計されない

クラウド給与の「従業員情報」画面で、「労災保険 / 雇用保険」の「従業員区分」を正しく選択せずに、給与計算や賞与計算を確定した可能性があります。
「従業員区分」で選択した項目によって、賃金集計表には以下のように反映されます。

• 従業員区分が「常用」：「① 常用労働者」として集計されます。
• 従業員区分が「臨時」：「③ 臨時労働者」として集計されます。
• 従業員区分が「役員で労働者扱いの者」：「② 役員で労働者扱いの人」として集計されます。

給与計算などを確定した後に「従業員区分」を変更しても、賃金集計表には反映されません。
修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

雇用保険の「役員で雇用保険の資格のある人」に集計されない

クラウド給与の「従業員情報」画面で、「契約種別：使用人兼務役員」を選択せずに、給与計算や賞与計算を確定した可能性があります。
「契約種別」で選択した項目によって、賃金集計表には以下のように反映されます。

• 契約種別が「役員」「使用人兼務役員」以外：「⑤ 常用労働者、パート、アルバイトで雇用保険資格のある人」として集計されます。
• 契約種別が「使用人兼務役員」：「⑥ 役員で雇用保険の資格のある人」として集計されます。

給与計算などを確定した後に「従業員区分」を変更しても、賃金集計表には反映されません。
修正が必要な場合は「賃金集計表」画面で人数と金額を編集してください。

メリット制の料率を設定したい

「事業所」画面でメリット制の料率を設定してください。
設定した料率で保険料の算定が可能です。

クラウド給与の「労働保険設定」画面でメリット料率を設定している場合は、設定した内容が連携されます。